鯉谷 淳

こいたに じゅん

代表取締役/プロデューサー

ご挨拶

バブルの崩壊後のいわゆる「失われた10年」の不況が始まった頃、私は日本に帰国しました。長い海外生活の中で差別や紛争といった出来事を通じて、日々「日本人」であるという意識を強く感じる機会が多かったように思います。自分自身のアイデンティティの根源はきっとここにあるのでしょう。
初めてPCに触れた1984年。友人宅にあったアップルコンピュータ―に、きらきらした未来を感じたことを覚えています。世界の技術とサービスは驚くべき速度で進化を遂げていますが、「ジャパンブランド」の良さは、その真新しさや先進性ではなく、長い歴史と時代を経て確実に引き継がれてきた「バトン」が、今も確実に生き続けていることなのではないでしょうか。長い歴史ある日本という国が持っているDNAこそが、決して真似ることができない世界に誇れる歴史的「文化財」の一つだと思っています。
わたしたちは少数精鋭にこだわり、お客様との表面的な繋がりを求めていません。お客様の抱えている課題と危機感を共有できる永続的な深い関係構築こそが、日本人に最も合ったビジネススタイルであると考えています。そして、お客様とわたしたちとのコミュニケーションと、お客様が提供されるサービスを介して行う顧客とのコミュニケーションもまた、信頼をベースにいかに長期的な関係を築けるかが重要なのだと思います。
多くの「ジャパンブランド」を世界に浸透させるためのサポーターになれることを願って。お会いできる日を楽しみにしております。

鯉谷 淳 コイタニ ジュン

清閑寺家(十三名家の一つ)の末裔として中南米のペルーで生まれる。その後も父の仕事の関係で、中学校を卒業するまでパナマに滞在。明治大学法学部在学中に正道会館で総合格闘技を学び、K-1選手アンディ・フグと共にトレーニング。広告会社を経て、3つの事業会社でのマーケティング責任者としての経験を経て、顧客とのコミュニケーションを考える会社「adkois」を設立。

2004

インターネット専業広告代理店メディックス入社

2007

世界に約450の支店を持つ広告会社「Ogilvy&Mather」入社

・リスティング広告全体の統括

・IBM、Adobe担当

2010

「家族葬のファミーユ」を全国で展開する葬祭業社「エポックジャパン」入社

・Web責任者としてマーケティングにかかわる

2014

「リネット」という世界初のクリーニングサービスを展開する「ホワイトプラス」入社

・リネット事業部長就任

・イメージキャラクターに坂上忍を起用CM動画が3日間で100万回以上再生され大きな話題となる

リネットCM動画

・一社提供番組「坂上目線」(テレビ東京)を企画制作

・CNET Japan Live 2014 Winter 登壇

ソーシャルメディアを賑わせた成功事例から考えるコンテンツマーケティングの勘所

2015

顧客とのコミュニケーションを主体としたマーケティング会社「adkois」を設立